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② ボードとレーンを設計する

導入がうまくいくかは、ほぼここで決まります。

ボードは「タスクが並ぶ盤面」です。切り方の候補はいくつかありますが、同じ人たちが毎日見る単位で切るのが基本です。

切り方 向いている場合
チーム単位 恒常的なチームがある。いちばん無難
プロジェクト単位 期間の決まった案件が並行している
領域・機能単位 担当が固定されていて、案件をまたぐ

なお、プロジェクトという概念はボードとは別に存在します。1つのボードの中で案件を束ねたいなら、ボードを増やすのではなくプロジェクトを使ってください。

ボードの追加はヘッダーのボードを切替から行えます。サイドバーではボードをグループにまとめたり、よく使うものをピン留めしたりできます。

新しいボードには最初から3つのレーンがあります。

レーン 種別 役割
TODO システム 着手前
DOING システム 進行中
DONE システム 完了

この3つはシステムレーンなので名前を変更できません。完了判定や分析がこの区別を使っているためです。

自分たちのレーンは、この間に足します。レーンヘッダーをドラッグすれば並び替えられ、色も変えられます。

足すべきレーン、足さなくていいレーン

Section titled “足すべきレーン、足さなくていいレーン”

足す価値があるのは、待ちが発生する段階です。

  • レビュー待ち
  • 確認待ち
  • 承認待ち
  • リリース待ち

これらをレーンとして持つと、「どこで何件詰まっているか」が盤面を見るだけで分かります。同期割合を下げる作業は、まずこの可視化から始まります。

逆に、足さなくていいのは担当者で分けるレーンです。担当者は人のフィールドで表現できますし、ヘッダーのフィルタで絞り込めます。レーンを人で埋めると、仕事の段階が見えなくなります。

例:ヘルプセンターの公開準備

Section titled “例:ヘルプセンターの公開準備”

同じチームで記事の執筆から公開まで進めるなら、ボードを Customer Experience、プロジェクトを Help Center Launch とします。レーンは次の4つから始められます。

レーン タスクの例 次にすること
TODO Collect common support questions 問い合わせから記事の候補を集める
DOING Draft the getting-started guide 初回利用者向けの手順を書く
Review Review the account setup article 手順を実際に試して、修正点を返す
DONE Agree on the article outline 構成の合意が済んだ状態

Review は追加するカスタムレーンです。DOING と DONE の間に置けば、執筆中とレビュー待ちを分けて見られます。レビューへ進めるときは、レーンだけでなくボール保持者も確認する人へ渡すと、次に動く人が分かります。

TODO、DOING、Review、DONE にサンプルタスクを並べた Customer Experience ボード

英語表示のサンプルです。レーンは作業の段階、カード上の Help Center Launch はプロジェクト、Documentation や Bug はラベルです。

③ 最初のタスクを流す